Premierepro 初心者でもこれさえればな良いフィルターたち 手振れや明るさを変えるには?
PremierePROは動画編集でよく使われますが機能が多くAfterEffectsと同じくらい難しく感じます。
特にエフェクトフィルターは種類が多くすべて覚えることは困難を極めます。ただ短い動画やレタッチ程度のものならばとりあえず数個覚えるだけであとから少しずつ覚えていけばいいと思います。そこで動画の包括的なレタッチができるフィルターを3つに絞って挙げてみたいと思います。
動画のカラーや明るさを編集するには
動画のカラーを編集するにはLumetriカラーを使うと明るさや色調を一度に編集できて便利です。
エフェクトのパネルからプルダウンメニューを、
ビデオエフェクト→カラー補正→Lumetriカラーと選択してゆきます。エフェクトパネルが無い場合はメニューバーの「ウィンドウ」から探してみてください。
Lumetriカラーをダブルクリックするかタイムライン上のビデオにドラッグアンドドロップすることでエフェクトが適用されます。
エフェクトはPhotoshopなどの画像編集ソフトと同じような感覚で編集できます。多少の明るさや色調の変更であればこのフィルターでこと足りると思われます。ただ大きな変更となる場合また別個ちがうフィルターを適用する必要があるかもしれません。
なおエフェクトの編集はエフェクトコントロールパネルにより行います。ない場合はメニューバーの「ウィンドウ」から探して配置する必要があります。
音声のノイズを抑えたい場合
ノイズを抑えたい場合は「クロマノイズ除去」を使うといいかもしれません。一定のノイズが抑制されます。
「オーディオエフェクト」→「ノイズリダクション/レストレーション」から「クロマノイズ除去」を選択。オーディオを選択してダブルクリックするかドラッグ&ドロップでタイムライン上のオーディオに適用します。
エフェクトコントロールパネルのクロマノイズ除去の項目からカスタムセットアップの編集をクリックすると上のようなパネルが表示されます。量をスライドすることでノイズ処理の度合いを変更できます。量を大きくすると音全体がくぐもった雰囲気となりビデオ全体が損なわれるため注意が必要となります。その場合は難しいですがノイズの種類からフォーカスの処理を変えることで多少適用量を多くできます。
また車の走行音のような反響音をおさえるのに「リバーブ除去」も効果的です。編集もクロマノイズ除去と同じようにすることができます。
動画の手ぶれをどうにかしたい
動画の手ぶれを補正するには「ワープスタビライザー」が簡単です。動画の手ぶれを自動で編集してくれます。
「ビデオエフェクト」から「ディストーション」→「ワープスタビライザー」から適用できます。これに限りませんが名称がわかれば検索バーからフィルターをみつけることが可能です。
適用されるとスタビライズが自動でなされ手ぶれが緩和されます。それでも納得がいかない場合はエフェクトコントロールパネルから編集しましょう。
滑らかなモーションにしておくと小刻みな手振れが弱まり、文字通り滑らかなモーションになります。ビデオに違和感を残さず手振れを修正できるので手ぶれ補正として一般的です。
「結果」のモーションをなくすと三脚を用いたような視点で編集されます。手振れは無いように見えますが画角が違うように見えたり、四隅がぐねぐねと歪んで再生されてしまいます。補間方法を変えて違和感が少なくなるようにすることで定点カメラのような動画にすることも可能です。手振れの仕方や大きさによって補間方法を選択するといいかもしれません。とはいえ視点が動かないなら三脚を使って動画を撮影するのが一番いいのは違いありません。